トラック運輸業界の慢性的なブラックな体質の是正の必要性

皆さんに質問です。ppg_dourotokurumaminicyua_tp_v

仕事をするという事の第一の目的は何ですか?

多くの人達は生活の為に日々働いているのですよね。

つまりは

働く=会社に労働を捧げる

仕事をするということは人生の貴重な時間を会社に捧げているとも
考えることが出来るのですが、当然、労働者側は多くの賃金が欲しい、
反対に雇用する側は低賃金で働かそうとするのだが・・・

この不変な流れが続く限り労働者は搾取され続けるのだが、もし仕事の効率が悪いと賃金がカットされるなんて事がまかり通っているとするとどうだろうか。

最近では、派遣も正社員も同一賃金なんて話が持ち上がっているが、未だに能率給なんて名目で平気で賃金から半ば強引に手当て等を天引きしている業界、
それがトラック運送業界なのである。

例としては、高速料金を決められた区間よりも多く乗ると超過分を給料から天引きなんてのがあるのだが、これに関しての会社側の言い分としては

「うちは高速代を節約してくれた分の半額分は還元している」

なんて事を平気で言いよるわけや。

それなら超過した分に関しては・・・超過分は当然のごとく全額天引き

そして、高速代を節約するということは下道を走らなければいけなくなる。
下道というのは高速を乗るよりも事故のリスクが大きくなる。
しかも、事故を起こしたら起こしたで運転手に負担を被らす。

経営者としては経費を出来るだけ抑えたいだろうし、無駄な出費はなるべくしたくないのが本音ではあると思うが明らかに不平等ではないだろうか。

雇用契約というのは本来は対等の立場で行われるべきものではあるが、実際は雇用する側が有利になるようになっている。
当然、雇用契約書を作成するのは会社=雇用する側なので致し方ないのだが、これには労働者側の無知というのも問題であるし、藁にもすがる思いで仕事を探しているような状態では少々の不平等契約でも納得してしまうのが実情である。

このような不平等な労働契約がまかり通っているような状態では運送業界がブラックだといわれても仕方がなく反論しても説得力を伴わない。

昨今のコンプライアンス重視の世の中では業界自体がブラック体質とレッテルを貼られると人材が集まりにくいだろうし、運転手の高齢化にも拍車がかかるのではないだろうか。

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