今から運送業界に転職してみようと考えている人へ
今まで普通の会社員をしていて運送業界その中でもドライバー職に転職を考えている人も中にはいるだろう。
そんな人に経験者だから言えるワンポイントアドバイスを書いてみよう。
運送業界は普通の会社員と違い少し特殊な業界といえる。
何が違うかというと、かなりブラックに近いグレーな企業が多いということ。
例えば
- 残業手当がつかない
- 会社に対して軽過失な損害でも弁償(給与天引き)がある
- 勤務時間があいまい
- 週40時間労働なんてのは夢物語
あと、昇給がほとんどないので若いころは高給と思っていても、歳を重ねると低所得者になっていたりとか・・・・
そんなんじゃ余りメリットないやん、と思う人もいるかもしれないが、
そんなことを差っ引いても気楽というのが最大のメリットである。
一歩外に出てしまえば、嫌いな上司にとやかく言われることもないし、時間通りに到着して何もトラブルを起こさなければ大きな顔をして過ごせる。
だからこそ、人間関係に疲れた人にはおススメの業界であるといえる。
そんな運送業界に転職を考える上で、長く続けられる会社の選び方を紹介しよう。
まず、給与体系が時間給であるということ、しいて言えば基本給がきちんと他業種のような金額であるのがベスト。なぜかというと、残業代というのは基本給からややこしい計算をして時間当たりの残業手当を算出するからである。
最近では減ってはきているが歩合給の会社だと、いくら時間が掛かっても給料には反映されない。トラック運送業という職種は様々な要因(渋滞・荷主の都合等)で仕事が終わる時間が予定通りに進まないことが常である。
しかも、年末は忙しいが年始は荷量が半減することもあるので、そうなると給料も半分になんて事態にもなりかねない。
やはり、安定した給料所得を得るには『基本給の高い』『残業手当の出る』そんな会社が良いと思う。
あと、事故を起こした場合に運転手に自腹を切らせる会社なんてのは避けるべきである。これに関しては重大な過失の場合はある程度は致し方ないのかもしれないが、軽過失・不可抗力の貨物事故や物損事故に関してまで従業員に経済的負担を負わせるのはどうかと思う。
なので面接に行った時には必ず『事故した場合はどうなりますか?』と質問する必要がある。
きちんとしている会社は、こちらが何も言わなくても担当者から『うちの会社は保険関係は車両保険から貨物保険まで掛けているので安心して仕事ができます。』と説明があるはずだ。
他には仕事の内容とか勤務時間とかあるがその辺りはご自身の生活パターンと相談して決めていただきたいと思う。
簡単ではあるが、運送業界に転職を考えている方へ最重要ポイントを挙げてみた。
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