サイレントマジョリティー

皆さんご存知の 欅坂46の話しではなく・・・

年金の話をしようと思う。

先日、新聞を読んでいて目に入ったのが、

准高齢者

日本老年学会とかいう機関が、高齢者の定義を75歳以上にして、
65歳~74歳の人は前期高齢者として扱うべきだと。
そんなことを提言しているらしい。

なぜこのような提言をしたかというと、
医療の進歩や生活環境の改善等によって
高齢者の知的・身体能力5歳~10歳は若返っているということかららしい。

本当にそうなのか?
確かに平均寿命は延びているので、元気な高齢者は増えているのかもしれないが、最近ニュースで見ない日は無い高齢者の交通事故を目の当たりにしていると本当にそうなのか少し疑ってしまう。
日本の人口減少が止まらないので、現在の60歳~65歳で定年を迎える仕組みでは労働力不足の問題があるのかもしれないが、この提言の本質は・・・

将来の年金の支給年齢を75歳に引き上げ

これに尽きるかと。

我々の収めた年金の合計額は約140兆円で、その年金を貯めているだけでなくGPIFという団体が運用しているのだが、これが曲者で一昨年のチャイナショック等々で巨額の損失をだしている。
その損失額5兆円とも10兆円とも云われているが、以前テレビで学者か政治家が

「139兆円?のうちのたった5兆円の損失を出しただけだけだから、年金制度は全く揺るがない」

確か、そんなことを発言してたのを記憶している。

ホンマ、国民を馬鹿にしている発言である。

ただでさえ、将来への不安からお金が消費に回らず老後の為に貯蓄をする人が多くて景気が上向かない現状なのに、更に老後は国を頼れないという思いが強くなって行くことだろう。

年金という税金で投資をしていたGPIFに関してだが、当然のことながら年金を運用して増やそうと考えていたのだろう。
しかし、我々はそんなことを望んではいないのである。
多くの人は
「自分の為に国が貯金してくれている。」
「現在の年金受給者の為に支払っている。」
そんな感覚でいると思うので、まさか年金を運用して巨額の損失を出しているなんて予想外だろう。

税金とは、即ち血税とも言い、血と汗の結晶なのである。
その血と汗の結晶の税金(年金)を、
「損失は出しましたが、システム上問題ありません。」
こんなことが許されるのか!!

しかし、国民性なのか、政治へ無関心なのか日本人は怒らない、
何も言わない。

年金を納めるのが国民の義務と刷り込まれ・・・
会社勤めしていたら勝手に給料から天引きされて。

なすがまま

そこで

サイレントマジョリティ

なのである。

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