トラック運送業界のブラックな理由 飼い殺し社員

トラック運送業界がブラックと言われる所以を話してきたが、
様々な理由があるにせよ、低賃金で拘束時間が長ければ当然ブラックな業界として若者は敬遠するのは仕方がないことなのではあるが、

それ以外にも

「トラック運転手」

といえば、どうも悪いイメージが付きまとうんやな。

ワシは長年トラック業界に居ったが、全くトラック野郎的なことに興味がないんや。当然、映画のトラック野郎シリーズなんて見たこともないし、ヤクザ物の映画なんてのも見たことがない。

しかし、この業界の人は、この手の映画が好きな人が多いのは事実や。

その影響からか、感化されてか、会社にもよるが気の荒い連中が多い業界である。
当然、運送会社にも問題があって、手積みの多い会社だと気の荒い人間の方が

仕事が早い 

なんて理由で重宝がられる。

しかも、意外なことに気の荒い兄ちゃんの運転手の方が得意先での評判が高いことも多いというのも事実である。

実際のところ、

遅い≠丁寧 

つまり

遅い=どんくさい

場合が多いのも事実である。

これはどんな業界でも同じである。

少々気が荒くても、仕事をテキパキこなしてくれるほうが得意先としてもあり難いのである。

遅いしミスも多いとなると
ホンマ使えん奴やと会社にクレームが入る。

運送業界がそのような気質の人間を迎合するような風潮があったのも事実であるが、ブラックな業界と呼ばれる核心には運送業界そして運転手自身にも問題があるのではないかと考えるわけや。

つまり、利益率が異常に低い下請けの零細運送業者などは、運転手が起こした事故、ミスを全て被っていると立ち行かなくなるのであるが、当たり前かのように面接で事故の自腹について話すわけやが、

決して零細運送業者だけでなく、大手の特に路線業者は、

大事故は会社が負担するが、小額の事故は自己負担

なんてパターンが多いと思う。

しかも、大事故を起こしてしまうと、よく

可哀相に一生飼い殺しや

なんて話をするが、実際に飼い殺しの人をワシは見たことない。

もしかすると見る間もなくどっかに左遷か首にでもなっているのかな。

何が問題かというと、そのような少しの過失の事故まで自己負担となっているのを、かも当たり前のように受け入れている運転手にも問題があるわけや。

藁をも縋る思いで就職活動している人には、そんな条件でものまざるをえないのかも知れないが、ただでさえ運転手の高齢化が加速している現状では、少しでもブラックなイメージを改善しないと、完全な運転手不足となり、ネット通販で朝頼んだものが夕方に着くなんてことが近い将来できなくなるかもしれない。

スポンサーリンク

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です